似た過去を持つ2人


その日の放課後ホームルームが終わってすぐ教室から出ようとする柊斗くんに駆け寄って声をかけた。


優奈「今日はすぐ帰っちゃうの?」


柊斗「あぁ…」


優奈「今日何か用事ある?」


柊斗「特にない…」


優奈「じゃあ今から2人で買い物行かない?」


柊斗「は?」

と目を見開いた柊斗くんは…


ただただ固まっていた。



優奈「あれ?柊斗くん?大丈夫?」


柊斗「え?あ…いや…その…」


優奈「だーかーらー、今から買い物いこ!」


柊斗「なんで俺と…?」


優奈「今日あんまり話せなかったから。」


柊斗「そう…」


優奈「で?買い物一緒に行ってくれる?」


柊斗「別に用事とかないし俺でいいならいいけど…」


優奈「やったぁ~!じゃあいこいこ!」

そういって私は柊斗くんの左手をぎゅっと握った。












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