藍色
第十一章:藍花・・・?
「藍花…しっかりしてよっ!!さっきまであんなに元気だったじゃんっ!!ねぇ藍花ぁ…思いっきり殴ってよ…由宇紀なんか嫌いって…もうなんでもいいから動いてよ…藍花ぁ…藍花大好きだよ?また2人でいろんなことしようよ…まだまだやりたいこといっぱいあるし…大人になって2人で子供じゃできないこととかしようって約束したじゃん…藍花は絶対約束破らないんじゃないの?ねぇ藍花ぁ…お願いだから目を覚ましてよ…ほら、藍花の好きな…もうボロボロだけどさぁ…お揃いで買ったじゃん…ずっとつけようねって約束したじゃん…藍花ぁ、いつもありがとね?ずっとずっと仲良くしようね?どんなに離れてても、心はつながってるって前言ってくれたじゃんよぉ…藍花が約束破るなんてこと、絶対しないよね?このまま逝くなんて、ありえないよねぇ?おはよーって変な声で…また話してくれるよね?そーだよね?藍花ぁ…」
「うん…」
「藍花!?」
「ごめん…ね…由宇紀…あたしも…大好き…だったよ…あたし…生きてる…かんじが…しない…もう…逝っちゃうのかも…しれないよ…あり…が…と…」
「藍花ぁー!!人生これからじゃないのー!!ねぇ…もう藍花ってばぁ…」
そのとき…藍花の目から一筋の涙が…こぼれたんだ…
「藍花…藍花ぁ!!」
「…小柳藍花さん、18時27分…ご臨終です」
「藍花ー!!わぁー…ひくっ…ひくっ」
「柏葉さん。気持ちはよく…」
「先生なら…お医者さんなら…藍花を逝かせないようにできたでしょ!?ねぇ先生…藍花を返してよ…先生じゃないじゃん…先生失格だよぉ…わぁー」
「柏葉さん。」
「先生だって藍花の異変に気づけたんじゃないの?先生…なら絶対こんなことになりたくないでしょ?藍花を見捨てたの?ひどいよ…ひどいよ!!」
「柏葉さん…」
「先生は悲しくないの?大事な生徒が亡くなったんだよ?」
「先生だって悲しいよ…」
「本当に悲しいの?本当に悲しいなら…こんなに涙がでて…顔ぐしゃぐしゃになるぐらいになるでしょ?おかしいよ…」
「あのね…」
「言い訳なんていいから…聞きたくないよ…」
「言い訳なんて…」
「藍花がどんな気持ちで先生を見てたなんか知らないんでしょ?どーせ。藍花は…藍花は…先生に気づいてもらいたかったんだよ…藍花は…先生に相談したかったんだよ…解決されないってわかってても…先生に話したかったんだよ…」
「えっ…」
「藍花は毎日先生ばかり見てた。先生今日もあたしを見てくれなかった…って…いつになったらあたしに気づいてくれるかなって…」
「そんな…」
「先生がみんなだけみてるからいけないんだよ。1人1人みてよ…藍花もみてほしかったよ…ずっと裏で泣いてたよ…強そうに見えても…本当は1人で抱え込んでた。藍花だってつらかった…」
「だって先生は…」
「先生は忙しいからそんな余裕ないとかいうの!?いつまでそんなこと言うのよ…時間は自分で作れって先生が言ってるじゃん…先生ができなくてどうするのよ…先生のバカ…バカぁ…」
「柏葉さん…」
「藍花はきっと…わたしが知らないときずっと泣いてたと思う…わたしがいても泣いてたし…」
「えっ…」
「先生はなんで気づいてあげないの…それも含めて先生でしょ!?」
「そうだね…柏葉さん、ごめんね…」
「わたしじゃないでしょ!?」
「…小柳さんも…ごめん…」
「もう藍花はかえってこないんだよ…どんだけ辛い気持ちで天国に逝ったんだか…」
「そうね…」
「先生はなにも言えないわけないでしょ!?」
「そうね…」
「先生も…今からじゃ遅いけど藍花に一言言ってあげなよ…」
「小柳さん…ごめんね…そんな辛い思いをしてることに気づいてあげられなくて…本当にごめんね…天国でも…幸せに…ひくっ…」
「せ、先生ぇー」
「本当は…わたしだって…みんなを見たかった…もっと知りたかった…でも…そんな時間作れなくて…小柳さんのことだって…もっと…もっと…」
「先生が時間作らなくてどうするのよ…」
「柏葉さんに言われて…はじめて気づいたよ…本当に後悔してる…」
「もう藍花はもうかえってこないんだよ…でも…みんなはまだいるんだから…ね?先生…」
「そうだね…うん。ありがとう、柏葉さん。」
「先生は…藍花のこと活かして…本当はこんなのイヤだけど…これから二度とこんなことないようにして下さいよ?」
「わかりました…柏葉さん。いや、由宇紀さん。そして、藍花さん。」
「名前…覚えてるんだね!?」
「2人は、ね…」
「みんな名前で呼んだらいいじゃん!!」
「そうね!!」
「明日から、また頑張って下さいっ」
「はいっ!!あはは…」
「藍花…本当にありがとね?」
「藍花さん、いろいろ学ばせてもらいましたよ。藍花さんが亡くなってしまったのは悲しいけれど…ありがとうね。」
「じゃ、藍花、お母さんたちくるまで…悪いけど待っててね…これ以上ブサイクな顔、見せたくないなっ」
「じゃあ、またね。藍花さん。」
…数分後
『藍花ぁー!!』
「お姉ちゃーん!!」
「藍花…わたしより先に逝くなんて…こんなことになるなんて…」
「お姉ちゃん…目を覚ましてよ…あぁ…手が…」
「本当に、今までありがとうね?」
「本当、世話がやける子だったなぁ…」
「そうね…でもすごくかわいい子だったわね…」
「やっぱりお姉ちゃんはかわいいもんねっ」
「できることなら…この子をかえしてほしいわ…」
「うん…あたしも。」
「どうして…どうして藍花を…よりによって藍花を選んだの…あんな元気で…笑顔が素敵で…ひくっ」
「あたしがお姉ちゃんのかわりに死ぬ方がよっぽどいいよ…ひくっ」
「そんなこと言うなよ愛海…ひくっ俺も悲しい…ひくっ」
「もう…どうして…藍花…藍花…」
「お姉ちゃーん!!…お姉ちゃん…」
「藍花…俺だって…こんな俺だって涙を流すほど悲しいんだ…こんな身近な人が…しかも娘が…亡くなるなんて…もう俺…ボロボロだよ…」
「お父さんもお母さんも…お姉ちゃん…藍花姉ちゃんを産んでくれてありがとね?…少なからず、楽しかった。…ううん、すごく。」
「愛海…」
「わたしも藍花を産んで後悔してないわ。藍花、生まれてきてくれて…本当に…ほんっとうにありがとう…生まれ変わっても、またお母さんの子供になってくれるかな?」
「藍花…俺の娘になってくれてありがとな。愛海も藍花も…変わらないくらい大好きだし…まさか死ぬなんて思ってないから…もう…本当ボロボロだな。だっせーな俺…本当だせーよ…うぅ…」
「お父さん、ださくなんてないよ。娘のことで悲しむことなんて、全然ださくないよぉ…」
「藍花…うちに帰ろっか。うぅ…」
「また帰れるぞ。見飽きるくらい見てるけどな。あはは…」
「お姉ちゃん、帰ろーっ」
「そういえば、由宇紀ちゃんと先生、来たみたいね。藍花は本当恵まれてるわねぇ…」
…数分後
「ただいまぁーっ」
「藍花、着いたわよ。」
「我が家は落ち着くねー。」
「お父さんってば。」
「じゃあ、今日は特別に外食に行こうか。藍花の大好きな、サイゼリヤに。」
「おー。奮発したなー。」
「お姉ちゃん、よかったね。」
「じゃ、すぐ行こうか。」
「ちょっと待てよ…さっき泣いたばっかで目が…」
「そのまま行ったらいいじゃんっ」
「おい愛海ー。」
「みんなそうだから、恥ずかしくないよ。」
「俺は男だから…な。」
「威張ることないよ、お父さん。いいじゃんっ時には。」
「そうか…そうだな。」
「じゃ、行きましょうか。」
『はーいっ』
「うん…」
「藍花!?」
「ごめん…ね…由宇紀…あたしも…大好き…だったよ…あたし…生きてる…かんじが…しない…もう…逝っちゃうのかも…しれないよ…あり…が…と…」
「藍花ぁー!!人生これからじゃないのー!!ねぇ…もう藍花ってばぁ…」
そのとき…藍花の目から一筋の涙が…こぼれたんだ…
「藍花…藍花ぁ!!」
「…小柳藍花さん、18時27分…ご臨終です」
「藍花ー!!わぁー…ひくっ…ひくっ」
「柏葉さん。気持ちはよく…」
「先生なら…お医者さんなら…藍花を逝かせないようにできたでしょ!?ねぇ先生…藍花を返してよ…先生じゃないじゃん…先生失格だよぉ…わぁー」
「柏葉さん。」
「先生だって藍花の異変に気づけたんじゃないの?先生…なら絶対こんなことになりたくないでしょ?藍花を見捨てたの?ひどいよ…ひどいよ!!」
「柏葉さん…」
「先生は悲しくないの?大事な生徒が亡くなったんだよ?」
「先生だって悲しいよ…」
「本当に悲しいの?本当に悲しいなら…こんなに涙がでて…顔ぐしゃぐしゃになるぐらいになるでしょ?おかしいよ…」
「あのね…」
「言い訳なんていいから…聞きたくないよ…」
「言い訳なんて…」
「藍花がどんな気持ちで先生を見てたなんか知らないんでしょ?どーせ。藍花は…藍花は…先生に気づいてもらいたかったんだよ…藍花は…先生に相談したかったんだよ…解決されないってわかってても…先生に話したかったんだよ…」
「えっ…」
「藍花は毎日先生ばかり見てた。先生今日もあたしを見てくれなかった…って…いつになったらあたしに気づいてくれるかなって…」
「そんな…」
「先生がみんなだけみてるからいけないんだよ。1人1人みてよ…藍花もみてほしかったよ…ずっと裏で泣いてたよ…強そうに見えても…本当は1人で抱え込んでた。藍花だってつらかった…」
「だって先生は…」
「先生は忙しいからそんな余裕ないとかいうの!?いつまでそんなこと言うのよ…時間は自分で作れって先生が言ってるじゃん…先生ができなくてどうするのよ…先生のバカ…バカぁ…」
「柏葉さん…」
「藍花はきっと…わたしが知らないときずっと泣いてたと思う…わたしがいても泣いてたし…」
「えっ…」
「先生はなんで気づいてあげないの…それも含めて先生でしょ!?」
「そうだね…柏葉さん、ごめんね…」
「わたしじゃないでしょ!?」
「…小柳さんも…ごめん…」
「もう藍花はかえってこないんだよ…どんだけ辛い気持ちで天国に逝ったんだか…」
「そうね…」
「先生はなにも言えないわけないでしょ!?」
「そうね…」
「先生も…今からじゃ遅いけど藍花に一言言ってあげなよ…」
「小柳さん…ごめんね…そんな辛い思いをしてることに気づいてあげられなくて…本当にごめんね…天国でも…幸せに…ひくっ…」
「せ、先生ぇー」
「本当は…わたしだって…みんなを見たかった…もっと知りたかった…でも…そんな時間作れなくて…小柳さんのことだって…もっと…もっと…」
「先生が時間作らなくてどうするのよ…」
「柏葉さんに言われて…はじめて気づいたよ…本当に後悔してる…」
「もう藍花はもうかえってこないんだよ…でも…みんなはまだいるんだから…ね?先生…」
「そうだね…うん。ありがとう、柏葉さん。」
「先生は…藍花のこと活かして…本当はこんなのイヤだけど…これから二度とこんなことないようにして下さいよ?」
「わかりました…柏葉さん。いや、由宇紀さん。そして、藍花さん。」
「名前…覚えてるんだね!?」
「2人は、ね…」
「みんな名前で呼んだらいいじゃん!!」
「そうね!!」
「明日から、また頑張って下さいっ」
「はいっ!!あはは…」
「藍花…本当にありがとね?」
「藍花さん、いろいろ学ばせてもらいましたよ。藍花さんが亡くなってしまったのは悲しいけれど…ありがとうね。」
「じゃ、藍花、お母さんたちくるまで…悪いけど待っててね…これ以上ブサイクな顔、見せたくないなっ」
「じゃあ、またね。藍花さん。」
…数分後
『藍花ぁー!!』
「お姉ちゃーん!!」
「藍花…わたしより先に逝くなんて…こんなことになるなんて…」
「お姉ちゃん…目を覚ましてよ…あぁ…手が…」
「本当に、今までありがとうね?」
「本当、世話がやける子だったなぁ…」
「そうね…でもすごくかわいい子だったわね…」
「やっぱりお姉ちゃんはかわいいもんねっ」
「できることなら…この子をかえしてほしいわ…」
「うん…あたしも。」
「どうして…どうして藍花を…よりによって藍花を選んだの…あんな元気で…笑顔が素敵で…ひくっ」
「あたしがお姉ちゃんのかわりに死ぬ方がよっぽどいいよ…ひくっ」
「そんなこと言うなよ愛海…ひくっ俺も悲しい…ひくっ」
「もう…どうして…藍花…藍花…」
「お姉ちゃーん!!…お姉ちゃん…」
「藍花…俺だって…こんな俺だって涙を流すほど悲しいんだ…こんな身近な人が…しかも娘が…亡くなるなんて…もう俺…ボロボロだよ…」
「お父さんもお母さんも…お姉ちゃん…藍花姉ちゃんを産んでくれてありがとね?…少なからず、楽しかった。…ううん、すごく。」
「愛海…」
「わたしも藍花を産んで後悔してないわ。藍花、生まれてきてくれて…本当に…ほんっとうにありがとう…生まれ変わっても、またお母さんの子供になってくれるかな?」
「藍花…俺の娘になってくれてありがとな。愛海も藍花も…変わらないくらい大好きだし…まさか死ぬなんて思ってないから…もう…本当ボロボロだな。だっせーな俺…本当だせーよ…うぅ…」
「お父さん、ださくなんてないよ。娘のことで悲しむことなんて、全然ださくないよぉ…」
「藍花…うちに帰ろっか。うぅ…」
「また帰れるぞ。見飽きるくらい見てるけどな。あはは…」
「お姉ちゃん、帰ろーっ」
「そういえば、由宇紀ちゃんと先生、来たみたいね。藍花は本当恵まれてるわねぇ…」
…数分後
「ただいまぁーっ」
「藍花、着いたわよ。」
「我が家は落ち着くねー。」
「お父さんってば。」
「じゃあ、今日は特別に外食に行こうか。藍花の大好きな、サイゼリヤに。」
「おー。奮発したなー。」
「お姉ちゃん、よかったね。」
「じゃ、すぐ行こうか。」
「ちょっと待てよ…さっき泣いたばっかで目が…」
「そのまま行ったらいいじゃんっ」
「おい愛海ー。」
「みんなそうだから、恥ずかしくないよ。」
「俺は男だから…な。」
「威張ることないよ、お父さん。いいじゃんっ時には。」
「そうか…そうだな。」
「じゃ、行きましょうか。」
『はーいっ』