金縛りは恋の予感
その2人は、わたしが目を覚ます直前に
離れ離れになってしまう。
最後まで、指を触れ合いながら…


わたしは枕元の小さいスタンドの電気をつけた。
黄色くぼやけた光が部屋を静かに照らす。
今のわたしの精神状態だったら、この明るさが1番ちょうどいい。

汗が出て変に火照っている体を冷ますようにTシャツの胸元をバフバフした。
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