女子高校の男子高生?!
「どわっ」

どしんと尻もちをついて、いてて・・・と両者共につぶやく。

「ごごごごめんなさいっ」

私は焦りのあまり凄い勢いで噛む。

「いえ。大丈夫?こっちこそごめん」

その女の子はサラリと長い髪を揺らしながら天使のように微笑む。

なんか、かっこいい美女、みたいな・・・。

「大丈夫です・・・っ」

「大丈夫とか言って、立ちあがれてないじゃん」

綺麗な女の子はクスッと笑って私に手を差し伸べた。

「私、桜木麗。宜しく」

綺麗な女の子は私を立ち上がらせながら自己紹介してくれる。
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