女子高校の男子高生?!
「綱引きとか、何年生だよ」

ククッと笑う麗。

「いいのっ。行ってくるから、応援してよね」

「へいへい。綱引きの後、昼飯だよな。腹減った。即食おうぜ」

「わかった。じゃ、行ってくる」

「いってらー」

綱引きとか、面倒なだけだけど。

まぁいいか。

頑張ろう。

綱引きが始まり、一気に引かれる私達のチーム。

まぁ相手は年上だしな・・・なんて言ってる場合じゃない。

ていうか、手が痛い。

死ぬ気で引いたけど、結果は負け。

麗が私を呼ぶ。

「美咲、残念だったなー」

「ほんとだよー」

お昼ご飯を食べに教室へ向かう。

すると麗が、

「おい、お前、手、どうした!保健室行くぞ」

え?

自分の手を見ると、真っ赤にはれあがっている。

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