女子高校の男子高生?!
「麗はどこ?ねぇれ・・・」

「美咲、お願い、黙って。着替えるから」

その声は麗のもの。

頭が混乱する。

だって麗は男の子っぽい女の子・・・のはず。

麗は着替えて、最後に頭にウィッグをつける。

「・・・・・麗・・・どういう事・・・?」

「美咲、ごめん。俺、ほんとは男子なんだ」

たしかに体育の時間麗が着替えたとこを見たことない。

「これは、別に女好きとかそういうきもい事じゃなくて・・・

事情があるんだ」

普通、信じられない話だ。

でも。

「麗は私が過去の話した時・・・信じてくれた。だから私も信じる」
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