女子高校の男子高生?!
「美咲・・・」

「だから、大丈夫だよ」

「さんきゅ・・・美咲」

翔磨も優しく私を抱きしめる。

そっか。

私が翔磨にドキドキしたワケ。

私、翔磨が好きなんだ。

そっか。そうなんだ。

男子が苦手な私から、翔磨のおかげで一歩前進できた。

そうだよ。優輝みたいな男子だけじゃない。

翔磨のように、こんなにあったかい心を持った人だっているんだ。

「美咲、あの・・・そろそろ大谷達来るから・・・」

「はっ、ご、ごめんっ」

私はバッと翔磨から離れる。
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