裏面ワールドトリップ
私はグルオンスーツに着替えたお姫様をレニー少尉に託し、彼らが寝室から充分離れた事を見届けると、例の黒い壁の前に立った。
ドアを開け、目の前の狭い通路を見渡す。
この向こうに、バルダクタル王家の秘宝〈ディアマント〉があり
モーリッツ4世がいる。
――さ、仕事だ。
純白のウェディングドレスを着て右手にはウイスキーの瓶
という訳のわからない格好で、私はモーリッツの寝室へと近付いて行った。
ドアを開け、目の前の狭い通路を見渡す。
この向こうに、バルダクタル王家の秘宝〈ディアマント〉があり
モーリッツ4世がいる。
――さ、仕事だ。
純白のウェディングドレスを着て右手にはウイスキーの瓶
という訳のわからない格好で、私はモーリッツの寝室へと近付いて行った。