裏面ワールドトリップ
「じゃあ、ハウスドルフさん。
ローゼさんから色々聞いたんですけど、モーリッツ4世ってそんなに危険なんですか?」
「言葉小人の力、か?
そうだなぁ……」
ハウスドルフさんは、少し考え込むように空を仰いだ。
「あちこちの国でやりたい放題やってるし、ただ者ではないだろう。
噂じゃ他人の考えを読んだりも出来るそうだな」
「……みたいですね」
「つまり、その時・その場で最も有効な言葉を、相手の心に作用させられる――
奴はそうやって、敵を自分のペースに巻き込んで、精神的に再起不能にする戦法をとるんだ」
へぇー……。
ローゼさんから色々聞いたんですけど、モーリッツ4世ってそんなに危険なんですか?」
「言葉小人の力、か?
そうだなぁ……」
ハウスドルフさんは、少し考え込むように空を仰いだ。
「あちこちの国でやりたい放題やってるし、ただ者ではないだろう。
噂じゃ他人の考えを読んだりも出来るそうだな」
「……みたいですね」
「つまり、その時・その場で最も有効な言葉を、相手の心に作用させられる――
奴はそうやって、敵を自分のペースに巻き込んで、精神的に再起不能にする戦法をとるんだ」
へぇー……。