裏面ワールドトリップ
「こちらの世界にはそういう、不思議な力を持った人とか魔術師とかって、普通にいるものなんですね」
「そりゃいるよ。ただ……」
と、ハウスドルフさんは後ろを
――小道の奥にある丸太の家を――
振り返った。
「さすがにあのレベルになると、他にはいねえんじゃねえかな」
「ローゼさん?」
「あぁ。
大体あんなおっかねえもんがこの世に2人も3人もいたら、やってらんねえよ。
ところで……それ、何?」
ハウスドルフさんは、私の手に握られたウイスキーの瓶に視線を落とした。
「そりゃいるよ。ただ……」
と、ハウスドルフさんは後ろを
――小道の奥にある丸太の家を――
振り返った。
「さすがにあのレベルになると、他にはいねえんじゃねえかな」
「ローゼさん?」
「あぁ。
大体あんなおっかねえもんがこの世に2人も3人もいたら、やってらんねえよ。
ところで……それ、何?」
ハウスドルフさんは、私の手に握られたウイスキーの瓶に視線を落とした。