崖っぷちトレード
「―俺、慶兄はちょっとボーっとしてるけどその辺はマトモだと思ってたんだけどな。まさか俺の知らないうちにソッチの道に行ってるとは…」

つかさは、遠い目をしている。

「ちっ、違うの!瀬方さんは多分マトモだと思うんだけど…」


必死に取り繕うと、今度は呆れ顔が目の前にあった。
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