幸せを君に
perfume
カランカラン
「「「いらっしゃいませ」」」
「お待ちしておりました。柳川様。すぐ『リセ』をお呼びいたします。
こちらにかけて少しお待ちください。」
黒服に身を包んだ、短髪の爽やかな顔をしたボーイは去って行き、『staffonly』と書かれたドアを軽く2回ノックした。
「リセさん。柳川様来られました。」
「は~い。もう少しで用意できるんで、飲み物の用意だけお願いします」
「分かりました」
ボーイはその足でキッチンへ向かい、アイスペール。
柳川のキープボトルを用意する。
それを持って、また柳川の席へと舞い戻った。