幸せを君に



「もしもし、お待たせしました。リセです。」



『おぉ。潤から電話をくれって言われたんだが…何かあったのか?』



オーナーは従業員を全て名前で呼ぶ。


その方が話しやすいらしい。



「はい、以前から出禁にして欲しいと店長に頼んでたお客様なんですが…今日もいらしゃってて、暴れ始めるのも時間の問題なんです。どうにかして貰えませんか?」



『リセがそんな事言うのは珍しいな。厄介な客か?』



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