かけがえのない君のために
何で虐待なんてしたんだ?


彼女は女の子なのに。


こんなに身体に傷跡を残して苦しめるなんて未来の親でも許せない。


さっきから未来も少しだけ怯えてる気がする。


やっぱり早く結婚したい。ずっとそばで1番近くで彼女を守りたい。


俺、どんだけ未来に溺れてるんだろ。


「あれ?篠原?」




彼女の実家の最寄り駅に着いて声をかけてきたのは俺より少し背の高い男。


なんだよ?こいつ。
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