かけがえのない君のために
「あーっ、畑山だろ?やらなきゃ締め出しくらいそうだから一応やった。篠原は?」




「やったよ。おかげで徹夜して眠たい」




彼女が軽くあくびをする。やっぱり俺には打ち解けてくれてるって証拠かな?



でもこの長袖と同時にもう一つ気になることがある。


それはいつも何かに怯えてるような気がするということ。



2年もいればある程度はわかる。
しかもそれが女の子に対して。



まあ、男ともそんなに話してるイメージはないんだけど自分の仲良しの友達以外とはほとんど話さないし




後ろを通るだけでビクッとしてる姿を何度も見てる。




そう。そしてそれが今日俺たちを動かす一つのきっかけになる。
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