かけがえのない君のために
「蓮都くん!」


「えっ?あ、ど、どうした?」


「もう、さっきから話しかけてるのに難しい顔してる。まださっきのこと怒ってるの?」


「なあ、未来・・・お母さん料理うまいな。またグラタン食べたいから遊びに来させてもらおうな」


ご飯をいただいたあと、未来の部屋に通された。とはいえここでは聞けないよな。


それにしてもこの密室はヤバイだろ。さっきまでは考え事で頭いっぱいだったけど今は違うことで頭いっぱいだよ。


「そんなに気に入ってくれた・・・んっ」


未来が悪い。こんなとこで顔を近づけるからキスしたくなるんだ。


でもとりあえずお母さんが下にいる。
頑張れ俺の理性。
< 110 / 154 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop