かけがえのない君のために
「椎名くん。あの子はすごく笑うようになった。あなたのおかげね。あんな未来を見たのは久しぶり。親のくせにあの子に何も出来なくて普通に学校に通ってたと思ってた。あの子の苦悩に気づいてあげられなかった。だからこれからも未来を支えてあげてください」




「・・・もちろんです。あとすいません。お借りしたいものがあるんですけどいいですか?」




彼女の部屋に行ってそれを貸してもらった。


未来、もう一緒にはいられないけれど
俺があいつを地獄に送ってやるよ。




「俺は未来のためなら悪魔にだって魂を売れるよ」




そう呟いて部屋を後にした。
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