かけがえのない君のために

怯える彼女と確信に触れた彼

《蓮都》


まただ。


授業の後お互い空き時間で彼女の友達は授業だからと俺は篠原とラウンジにいた。


ラウンジなんていうけどそんな大したものもない丸テーブルが数個置かれたただの休憩場。




「蓮都ーっ、あんたとうとう片思い実ったの?」




「やったじゃん。おめでとう」





俺たちに近づいてくる2人の女子。



まあ軽い感じだし見た感じもギャルっぽい。



俺って割と友達とかできやすくてこいつらもそうなんだけどさっきから篠原は下を向いて怯えてる。
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