かけがえのない君のために
そう言いながら私の隣に並んで歩幅を合わせてくる。


肉体労働っていうわけでもないんだけどうちの大学は割と高台にあるから駅からかなり坂道が続いてる。



夏になると行くまでに汗だくになったりしてて、それでも長袖をやめない私に椎名くんは常に疑問を感じてるらしい。




「日焼け対策だからいいの。椎名くんはすっかり焼けたね」
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