かけがえのない君のために
「逆らう権利なんてないんだよ。だいたいそんな身体でよく付き合おうと思ったね?厚かましい。いい?今からあたし彼のとこに行くからあんたは彼に『私の代わりに、彼女を抱いて』って言うのよ」




あの子が去った後私はその場に崩れ落ちた。


椎名くん。椎名くん。


こんな私でごめんなさい。




あなたにこの身体のことを知られるくらいならあの子を抱くことを私は我慢する。
< 70 / 154 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop