イフ*シンドローム【短編】
おまけストーリー
「ねぇ、京太。あんたあたしに隠してる事あるでしょ?」
ファミレスに来て、席に着くなりそう問い詰めてみた。
あたしは知っている。
学校一美人と言われいる、菅沼さんに告白された事を……!
「えっ、えっ……あ」
あー面白い。
その焦ってる顔面白い、面白すぎる。
「早く言いなさいよー」
おしぼりでぺしぺしと京太のおでこを叩いた。
「ごめんっ!亜衣が大事に取ってたキャラメルプリン、昨日食べちゃった!ごめん!」
「…………は?」
ちょっと待て。
おいおい、待て。
何だそれ、何だそれ……!
あたしが聞きたかったのそれじゃないんですけども!
「うっわ最低ー!京太のばーか!」