傷跡の花。


次の日になった。




私の目は泣きすぎて
腫れてた…。


やっぱり夢でもなかった。





本当に犯されちゃった。





でも…
自業自得て言うんだよね?




簡単によく知らない人と遊んだりしたから…





無防備な私がすべて悪かったんだ。






「…ははっ…」




また…涙が溢れてくる。


でも…表情は
冷めた顔つきで笑ってる…




「忘れよ…もう忘れる…」






本当に汚れてしまった。


綺麗な私はもういないね。


「大嫌い…」


ベッドに倒れた
その時…………



「晴海…学校は?」






お母さんが部屋に来た…。


「お母さん…昨日ごめんね…」


「大丈夫…晴海…お母さんに…話できない?」


「…………出来ない…」


「……ごめんね…親は私だけなのに…助けてあげられなくて…」


「…ごめんね。私も…綺麗に産んでくれたのにね…」


「…ぇ?…晴海…?」

「……」


お母さん


本当にごめんね…。
< 10 / 14 >

この作品をシェア

pagetop