傷跡の花。
「晴海…まさか…」
「学校…ぃくね…」
本当は怖くて行けないけど
お母さんと居づらいし…
学校に行くことにした。
「いってくるね…」
がたん…。
お母さんの
行ってらっしゃいの声はなかった……。
………………………
学校についた。
「…おはよっ…」
「晴海ぃ!!おはっ♪待ってたよ!!」
「おはょ♪晴海来ないかとおもたー!!!」
友達の麻由香と雛李が私の席に集まって来た。
「おはよ!!ウチは元気だから☆」
いつも通りと変わんない。
大丈夫☆
大丈夫!!
だいじょ…
「てか塔子先輩ヤったのわかる!?」
回りから聞こえた…
声………………。
ヤる……………
いや…
「やぁ…っ…」
真っ青で冷や汗をたくさんかいていた…
「晴海!!大丈夫!?」
「保健室いくよっ!!」
私は雛李に保健室まで運ばれた…。
「…ありがと」
「大丈夫…??体調悪かったんだよね…」
「大丈夫!!うんっ…」
「…本当…大丈夫??」
「大丈夫だよっ☆うん…………………ぅっ…ん…っ」
「晴海…!!」
涙が止む事はなくて…
私は一生泣いて暮らすのかな………。
14歳の秋頃…
私はもう壊れかけていた……。