傷跡の花。
「晴海!!遅れたじゃん??どうしたの!?」
「あ…保健室行ってて!!」
「保健室!?誰と…」
「…先輩と…」
「誰先輩??」
「名前わかんない…って別にいいじゃん雛李!!」
「いや……なんか…」
「………??」
「晴海が幸せそうな顔してるからっ!!」
「………え゛!?」
「恋ですねっ☆」
「何でっ………!!」
「全部お見通しー♪」
「もぉー!!」
この時は
何か…恋…してて
幸せだと感じてた。
あの日の事件は…
まだ若かった私は
忘れられそうだったんだ……。
でもね…
忘れる事はできないんだ…