プリンセスの憂鬱【BL】(※仮)
 
 真兄からの留守番電話と着信履歴は、さすがに削除するのが躊躇われた。

 俺から連絡する事は無いと思うけど……、結婚式の事を考えると、行かないと決めたとはいえ、何て言うか……。

 ベッドに戻った俺は、スマホの電源を切って目覚まし時計に手を伸ばした。

 レコードショップへの出勤時間の1時間前に合わせて目を閉じる。

 アイツの顔がまだチラつくけど、無理矢理寝てしまおうと決め込んだ。
 




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