不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生【完全版】
この探偵事務所のことは調べているようだった。
何処から噂を聞いたのだろうか?
叔父さんが元刑事だったことまで知っていた。
(――きっと、叔父さんを良く知っている人に紹介されたんだ)
俺は勝手にそう思い込んでいた。
ソイツはそんな俺に目配せしながら、携帯電話の画像を叔父さんに見せていた。
「この子の浮気現場を押さえてください」
やっとそう言った。
そう……
やっとだった。
ソイツは本来の目的をやっと言えたのだった。
彼の話だと、最近の彼女がおかしい。
きっと浮気をしている。
そう思い込み此処にやって来たと言うことだった。
でも何故か俺は違和感を覚えた。
(――そんだけで普通あんなに震えるか?
――まぁ確かに外は寒いけどな
――でもあれは異常だったよ)
そう思いながら聞き耳を立てた。
彼女は写真嫌いで、ましてやツーショット何て撮らせてもくれない。
だけど、あまりにも可愛いから自慢したくてこっそり盗み撮りしてしまったようだ。
でも、迷惑行為等違反条例には違反してはいないらしい。
「プリントさせてもらってもいいかい?」
叔父さんの言葉にソイツは頷いた。
何処から噂を聞いたのだろうか?
叔父さんが元刑事だったことまで知っていた。
(――きっと、叔父さんを良く知っている人に紹介されたんだ)
俺は勝手にそう思い込んでいた。
ソイツはそんな俺に目配せしながら、携帯電話の画像を叔父さんに見せていた。
「この子の浮気現場を押さえてください」
やっとそう言った。
そう……
やっとだった。
ソイツは本来の目的をやっと言えたのだった。
彼の話だと、最近の彼女がおかしい。
きっと浮気をしている。
そう思い込み此処にやって来たと言うことだった。
でも何故か俺は違和感を覚えた。
(――そんだけで普通あんなに震えるか?
――まぁ確かに外は寒いけどな
――でもあれは異常だったよ)
そう思いながら聞き耳を立てた。
彼女は写真嫌いで、ましてやツーショット何て撮らせてもくれない。
だけど、あまりにも可愛いから自慢したくてこっそり盗み撮りしてしまったようだ。
でも、迷惑行為等違反条例には違反してはいないらしい。
「プリントさせてもらってもいいかい?」
叔父さんの言葉にソイツは頷いた。