不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生【完全版】
「そのカメラを押す。そうすればさっきの映像だ」
「それも知ってる」
「ちょっと黙って聞いてよ。それでさっきの映像を表示するだろう。その後メニューを押して、移動スラッシュコピーだ。ホラ一番上にアルバムへの移動が出るだろう。これを押すとデコメピクチャーになる」
俺はそう言いながら、画像を移動しますか? の《はい》を押した。
「さあ、画像点検だ」
俺はそう言いながらスイッチを切り、又さっきの順番通りに操作してデコメピクチャーにカーソルを移動させた。
あの女性と兄貴のツーショットの横に、木暮の写真が表示された。
「これが俺が言ったアルバムな意味だよ」
俺はその時、少し得意になっていた。
「そんな御託はいい。早くそのアルバムとかを見せろよ!」
木暮は急に怒り出した。
「あ、ごめん。まだ映像見せてなかったんだ」
俺は頭を掻きながら、携帯の画面を木暮に向けた。
木暮の兄貴はあの女性と笑っていた……。
「へー、この人が兄貴の恋人か?」
木暮が言った。
「知らなかったのか?」
俺の質問に木暮は頷いた。
その時俺はスキンヘッドの男性の携帯にあったマイクロSDの画像を撮り込んでいたことを思い出していた。
自分の携帯でその画像をアップさせた。
二つに画面を見比べる。
やはり女性は同一人物だと思われた。
俺はそれを確認のために木暮にも見せていた。
「それも知ってる」
「ちょっと黙って聞いてよ。それでさっきの映像を表示するだろう。その後メニューを押して、移動スラッシュコピーだ。ホラ一番上にアルバムへの移動が出るだろう。これを押すとデコメピクチャーになる」
俺はそう言いながら、画像を移動しますか? の《はい》を押した。
「さあ、画像点検だ」
俺はそう言いながらスイッチを切り、又さっきの順番通りに操作してデコメピクチャーにカーソルを移動させた。
あの女性と兄貴のツーショットの横に、木暮の写真が表示された。
「これが俺が言ったアルバムな意味だよ」
俺はその時、少し得意になっていた。
「そんな御託はいい。早くそのアルバムとかを見せろよ!」
木暮は急に怒り出した。
「あ、ごめん。まだ映像見せてなかったんだ」
俺は頭を掻きながら、携帯の画面を木暮に向けた。
木暮の兄貴はあの女性と笑っていた……。
「へー、この人が兄貴の恋人か?」
木暮が言った。
「知らなかったのか?」
俺の質問に木暮は頷いた。
その時俺はスキンヘッドの男性の携帯にあったマイクロSDの画像を撮り込んでいたことを思い出していた。
自分の携帯でその画像をアップさせた。
二つに画面を見比べる。
やはり女性は同一人物だと思われた。
俺はそれを確認のために木暮にも見せていた。