外道武士
幼く無知な少年達の偏った願望によって。

彼女…上条 永久子(かみじょう とわこ)は鬼畜に等しい行いを一身に受け止める事となった。

煙草を押し付けられた痕、鋏で無造作に切られた黒髪、手首に残った縛られた痕、太股の血の流れた跡、殴られて腫れ上がった頬…。

『生前の』壮絶な暴行の傷がそのまま残っている。

「へっ…へへっ…『痛いのがキモチイイ』なんて反応をする女が…ぐっ…そこら中にいるわきゃねぇだろうが…エロゲのやり過ぎだっつの…お陰で女の悦びどころか拷問じみた扱い受けて…災難だったなぁ…あぁ?」

二目と見れない姿にされた永久子に絞首されながらも慈空は笑い。

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