外道武士
その夜。

僕は久しぶりに自分の部屋に戻った。

今日から一週間、美咲は仕事で出張だ。

僕はこちらで自分の仕事を片付けなければならない為、美咲に同行は出来なかったが、彼女は優秀だ。

僕がいなくてもキッチリ仕事をこなして帰ってくるだろう。

それよりも一週間も逢えないというのは少し寂しいが…。

そんな事を考えながら久々の自室の玄関を開けた僕は。

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