‡キス魔な彼氏‡



ー翌日ー




ーガチャ。



あたしはゴミ出しのために玄関を出る。



「あ、おはようごさいます」



隣の部屋の人もゴミ出しのためか大きな袋を持ってあたしに挨拶をした。



あたしは顔を上げてその人の方を向いて挨拶をした。



「おはよぉ…っ!!!!!!」



あたしはびっくりした。



まさかあたしに挨拶した人が、昨日のあたしにキスを求めた人だなんて……。




「あっ!昨日の☆」



その人は笑顔であたしに話しかける。



「気安く話しかけないでくださいっ!!」



あたしはそう言ってその人の横を足早に通り過ぎようとしたとき



ーパシっ!



「え……」



その人があたしの腕を掴んだ。



< 8 / 62 >

この作品をシェア

pagetop