say my name -キミノ スキナ ヒト-



ボロボロになったこいつを
抱きしめながら
泣いた。叫んだ。




声が、涙が枯れるまで。







心が痛いって、
こうゆうことなんだ。




人のことを思って
泣くなんて、あの日以来だ。














「もう、
そんなことしないで!

それで太一が
いなくなったら
どーすんのよ!


もう、誰かが
いなくなるのなんて
やなんだよぉ…!!」








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