大人の恋愛~背徳の行方~
「とにかく、梨桜、熱、もう一度測って!」

「う・うん、解った。」

ピピピッ・・・

「36度5分か、もう大丈夫だな! お腹すかないか?」

「うん。少しすいたかな・・・・」

「じゃー、雑炊を作るから、その間に、シャワー浴びて来いよ」

「うん、ありがとう。そうする・・・・」

梨桜は、とりあえず、シャワーを浴びて、螢ときちんと向き合って
気持ちに区切りをつけようと思った。

そうでないと、自分が前に進めないと思っていたから・・・・・

螢は、梨桜がシャワーを浴びている間に、卵雑炊を作った。

梨桜がシャワーから上がると、環からメールが入って入たので

『熱が出たけど、今朝は下がって、もう大丈夫だから、安心して』

と、返事を返すと

『行かなくていいの?』

『うん、大丈夫。それに今、螢がいるから・・・話をするわ』

そう返事を返すと

『解った』

そう返って来た。

「梨桜、食べよう!」

「うん、ありがとう」

二人で、久しぶりの食卓を囲んだ。
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