大人の恋愛~背徳の行方~
『かんぱーい』

皆がグラスを交わし、一斉に飲み始めた。

梨桜達新入生は、バラバラに、先輩たちの中に座らされた。

梨桜は、螢と翼の間に座り、ジュースを飲んでいた。

「梨桜ちゃんって、どこ出身?」

翼が聞くと

「はい、新潟です。」

「新潟か・・・・雪がいっぱい降るんだよね!?」

「はい、確かに降りますけど、私の住んでいる所は、海沿いなので
 ほとんど降らないですよ・・・・。
 降っても、そんなに積もりません。」

などと、翼はいろんな質問をしてきた。

一方、螢は、あまり口を開かず、梨桜は、先ほどの自分の失態で
螢の機嫌が悪いのかと、心配になっていた。

そんな時、理がやって来た。

「翼、何でおれの席、男ばっかりなの!!!」

と、剥れており、翼は

「お前は、女の子だと、すぐに手を出すから、男の間にしたんだよ!」

「えぇっーーーそれって酷くない!? ねぇー梨桜ちゃん、そう思うでしょ!」

「クスクスクスッ・・・高丘君って、そういうキャラなの?」

理の態度が可笑しくて、梨桜は大笑いした・・・・。

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