大人の恋愛~背徳の行方~
螢が引っ越しを終えた、翌日から2日間は、仕事をし、また4日間の休みに
入るが、梨桜は、この連休中で、何とか螢と話をしようと考えていた。

結局、2日間は、連休の谷間で、あまり仕事にはならず、2日間は、早めに
帰宅する事が出来た。

梨桜は、夕食の準備をしていると、螢が、帰って来た。

「おかえり・・・・」

「ただいま・・・疲れた。毎年この時期は、変に休みが続くから
 かえって疲れるんだよな・・・・」

「そうね!!明日は、マンションに行くんでしょ?」

「うん、少し顔を出して来る。行きたくないけど・・・・」

「駄目よ・・・ちゃんと行って・・・・」

「解っているよ・・・」

二人は、そんな会話をしながら夕食を食べ、二人ともお風呂から
上がると、梨桜が真剣な顔をして

「ねぇー、螢?」

「んん?、梨桜、どうした?」

「螢は、どうしたいの?」

「何が?」

「私との事・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「螢は、もうすぐ結婚するでしょ・・・私は、螢の愛人になるつもりは
 ないの・・・・・もちろん、螢の事は、好きだし、愛している。
 でも、世の中、気持ちがあっても、どうにもならないことが
 あるでしょ!!
 螢・・・・どうしたい?」

「俺は、ずっと、一緒に居たい・・・・俺には、梨桜だけだから。
 なんなら、結婚を止める!!」

そう螢が、言い放った時、螢の携帯が鳴った。
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