大人の恋愛～背徳の行方～

３人で、工藤さんを呼び捨てにしていたのを、驚いていると

「あっ、こいつ、理の兄貴と俺ら、一緒で仲間なんだ！理は、
　小学校の頃から知っていて、長い付き合いなんだよ。」

高丘　理は、工藤さんと知り合いで、仲が良かったのだ。

「そうだったんですか・・。正直、先輩に向かって、呼び捨ては
　驚きました・・・。」

梨桜達は、理の態度に驚きながらも、納得していた。

それから、サークルの人たちと、学校の授業の取り方や、先生の話
など、先輩からしか聞けない様な話を聞き、梨桜達は、とても助かった。

正直、右も左もわからない自分たちが、大学生活を楽しく、有意義に
過ごすには、やはり先輩たちのアドバイスは貴重だ。

サークルのメンバーは、２０人ほどで、１年生は、梨桜達３人と
高丘　理の４人だった。

理は、高校の時から弓道をしていて、かなりの腕前らしく

「俺が、梨桜ちん達を教えてやるよ！」

と、言っていたが、すかさず翼が

「お前が教えると、孕むからやめろ！」

と、理に言い放ったと同時に、そこに居た皆は、大笑いした。

「ひどいよ！翼、俺が何したって言うのさ！？」

「お前は、螢とは違って、女をいつもとっかえひっかえじゃないか！
　そんなお前の餌食になんか梨桜ちゃん達をさせるか！」

翼は、理にそう言うと、皆は、大きく頷いていた。