大人の恋愛~背徳の行方~
その日は、楽しい時間を過ごし、そろそろ三人で帰ろうとしたら

「待って、俺も一緒に行くよ!」

と、理が、追いかけてきた・・・。

結局4人で話をしながら、帰り、駅で別れた。

理は、大学から1時間ほどの所に自宅があり、両親と兄の4人で暮らしていた。

兄は、サークルの工藤と同じで、今4年生になる。

今日は、就活の為、大学に来ていなかったが、兄弟二人ともT大とは、
凄い!!と、梨桜達は感心していた・・・。

梨桜と理は、電車の路線も一緒だったので、莉緒の降りる駅まで、一緒に
電車に乗り、その間にも二人は、いろんな話をした。

梨桜は、大学から電車で、15分程の場所に住んでおり、駅からも比較的
近く、10分はかからないマンションに住んでいた。

梨桜の利用する駅は、住みやすさで有名で、商店街やショッピングセンター
などもあって、生活するには文句なしの場所だった。

不動産屋に行った時、最初にネットで予約した物件よりも、
梨桜が契約したマンションの方が、お勧めだと言われ、家族で
マンションを訪れた時、全員が気に入り、家賃は少し高めだったが、
広さもあるので、両親はすぐに契約したのだ。

そんな話を、梨桜は理にしていた・・・・。

梨桜は、理に対して、最初に持った印象とかなり違うことに気が付き
始めていた。

『もっとチャラチャラしているかと思ったけど、意外にしっかり
 しているんだな・・・』と、理に対しての印象を、変えていた。

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