大人の恋愛~背徳の行方~
再び・・・
「「「「「「かんぱーい」」」」」」

6人は、一斉に乾杯し、各自の自己紹介を始めた。

梨桜達さん以外の三人も、それなりに有名な大学を出ており、
容姿も、皆それぞれ個性を持ったイケメンだった。

「梨桜、何食べる?環は?」

「高丘は、この美女二人と、元々知り合いなのか?」

俊介が、理が梨桜達を呼び捨てにしたのを聞いて、そう聞いて来た。

「あぁー、大学の学部も、サークルも一緒だった。ただ、この二人は
 この間まで、交換留学生で、アメリカに居たけどな!」

「あのT大の交換留学生って、大学の中では、エリートなんだろ!?」

孝也が、聞いて来た。

「エリートか、どうかは知らないけど、私達は、自分たちのやるべきことを
 してきただけよ。
 それを自慢するつもりもないし、高飛車になるつもりは、私達には
 全くないわ。
 そのことは、理が一番よく知っているものね!!」

環が、思い余って、そう話すと、理も

「あぁー、この二人に関しては、至って普通の感覚だ!!」

「しかし、高丘、お前の兄さん、かっこいいなぁー・・・・」

翔太が呟いた。

「あぁー、そうかもな!!でも、俺らだって、負けてないんじゃねぇ!?」

「ブハハハッ・・・・・理、最高!!」

梨桜は、思わず、大笑いした。

「梨桜、お前は、笑いすぎ!!お前こそ、気をつけろよ!!」

「へぇ?何で?私、なんかした?」

「「「「・・・・・・・・・」」」」

梨桜は、理の言葉が不思議だった。
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