学園アイドルRTD
観覧車終了後


「おう」

ドンッ

「おっ」

琢磨にぶつかられた。

「で、仲直りできたか?」
「う〜ん…どうなんだろうな…」

「はぁ?
お前は謝ったのか?」

「謝ってはないけど、普通に話ししたし…」

「そっか…。
でもさ、龍って、野球とか今までの恋愛でこんなに悩んだことなかったよな?」
「そうだな…。

なんかさ、あいつだけは今までのやつと違うんだ」

「違う?」

「どうしても、欲しいんだ」

「はは…」

「なんで笑うんだよ」

「いや、別に…。
ま、頑張れよ」

「…おう」

いい友達を持つことができた俺は、

幸せだな…。

と、

しみじみ感じる、俺であった。
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