学園アイドルRTD
「ん…何?」

「あ、ごめ…」

ずっと見ていたら、

圭君がこっちを見たから、びっくりして、

思わず目をそらしてしまった。

「あ、あまりに龍太郎に似てたから…」

「兄弟だからね」

そう言って、

圭君は少し笑った。

あ…

思っちゃダメなのかもしれないけど、

笑った顔も、

龍太郎そっくりだった。

「あのっ」

「危ない!」

ドンッ

その声の直後私は、

何かにぶつかって、気を失った―…。
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