学園アイドルRTD
その思いを書き消すかのように、

私は隣の琢磨に話しかけた。

「なんか緊張しない?」

「はぁ?なんで?」

「え!?緊張しないの!?」

「全然」

「え〜…」

「美玲は…」

「え?」

「美玲は、この中のどの女子より綺麗なんだから、

堂々としてなよ」

「…じょ、冗談でしょ?

からかわないでよ〜、

びっくりした〜…」

「さぁ、どうかな」

「へ?」

「俺が側にいるんだから、安心しな」

「う、うん」

琢磨は、

ニコッ

っと笑って、

私の頭をなでた。

何でかな…

緊張が嘘のようにとけて、
楽になれた。

きっと、

琢磨は、癒し効果を兼ね備えてるのかも…(笑)
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