学園アイドルRTD
「ぷっ

なんで泣いてんだよ」

龍太郎に言われて気づいたけど、

私の頬は、涙で濡れていた。

「美玲」

龍太郎が、

愛しい人が、

私の名前を呼んでいる。

「美玲、聞いてほしいことがあるんだ」

「…ん」

「今までいじめてごめんな。

神崎美玲さん、

俺、野球ばっかだけど…

美玲のことだけは、ちゃんと1番に考えられる気がするんだ。

だから…

俺と…


…付き合って下さい」

「…ぐずっ」

「美玲?

…返事、ちょうだい…?」
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