学園アイドルRTD
みんなが晴れやかな顔でスタンドにあいさつに行くなか、

龍太郎は、
最後尾を必死について行こうと、走っていた。

「龍太郎」

私は、耐えられなくなって、肩を貸して、

一緒にみんなが待つ所に行った。



「龍!」

「はい…」

「お前は先に帰って寝てろ」

「すいません…」

「大丈夫だって!

美玲!」

「はい!」

「悪いけど、龍に付いていってやって。

1人で行かせんの超心配だし」

「はい」

「悪…」

「ううん。

大丈夫?」

「肩、貸してもらってもい?」

「うん」

ユラ…

フラフラ…

「あいつ大丈夫かな、本当に」

「え?なんか言ったか?」
「いや…」

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