学園アイドルRTD
「あ、やっほー!

え、今?今はね〜、なんと、神崎君の家の前で〜す!」

やけにテンション高いな…

とうとう俺は出ていくタイミングを失って、

会話を聞くはめになったのだ。

「え?

ほら、ベスコンの!

そうそう。

実は、私達付き合ってるの!」

ま、待てよ!

龍と付き合ってるのは、

美玲だろ?

どういうことだよ…。

「ほんとだってば!

うん、そう。

え…れ、蓮…?」

ん…?

表情が暗くなった。

うーん…

なんかその漣ってやつもこの件に絡んでそうだな。

「べ、別にいーの!

うん、

じゃあね」

その電話が終わると、先輩は帰っていった。

俺はすかさず、

龍太郎の家のインターホンを連打して、

龍太郎を呼んだ。
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