学園アイドルRTD
満員通知が出されたアルプススタンドからは、

ざわつき、

吹奏楽の演奏、

歓声

どよめき

落胆の声が絶えず聞こえていた。

空は、

決勝戦を迎えたことを祝福するかのような快晴で、

雲1つなかった。


「今日は、大切な人のために勝つぞ。

俺はもちろん美玲のために戦う」

「試合の前に何ノロケてんすか!」

「お、わりぃわりぃ…

つい、な(苦笑)

でも、絶対勝つぞ!」

『おぉ!っ』

「ま、楽勝っしょ。

今までやってきたことを精一杯出すだけなんだから。」

『(笑)』

い、今私のこと言ったよね…。

はずい〜


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