学園アイドルRTD
帰り道 龍太郎side
今は、
大会が終了して、学園に戻ってきて、
ミーティングの後、美玲を家に送っているところだ。
祝勝会やら、
なんやらは、明日に回してもらって、
今日はゆっくり休ませてもらうことにしていた。
俺の右側には、美玲がいる。
右手に感じる熱は、
間違いなく美玲のもので、
妙な緊張を覚えながらも、幸せを噛み締めていた。
と、いうのも、
俺はさっき、美玲にプロポーズをして、
了解をもらったことも、原因になっている。
「…」
「…」
だから、
2人の間には、
沈黙が流れていた。