学園アイドルRTD
美玲side

「やべー!
超緊張したー!」

家を出て、
少し歩いたところで、
突然龍太郎が口を開いた。

「え!?」

「急に、お母さん出てくるんだもん!」

「ごめん…」

「いーよ。
服、かわいいし、
なんか、デートみたいだし♪」

ぽっ

「そんなこと言われたら、照れます〜」

「はは…かわいいかわいい」

「からかわないで下さい〜」


どうやら、
順調な始まりのようです。
「で、どこに行くんですか?」

「決まってるっしょ。」

「??」

「バッティングセンター」
「え!?
私、打てませんよ!?」

「大丈夫♪」

いや、大丈夫じゃないですって…

しかも、
私ができないのに、
なぜそんなに楽しそうなの?
< 50 / 347 >

この作品をシェア

pagetop