学園アイドルRTD
「いやや」
「え?」
「ライバルやのに、なんで会話しなあかんねん」
「…う〜ん、しょうがない。じゃあいいよ」
智也君に頼んだ私が、
バカだった。
私は、龍太郎のことを気にとめながら、
体育館で練習を始めた。
龍太郎も、
頑張ってるんだから、
私も…。
いつの間にか、
そんなことを考えるようになっていた。
20分後
「美玲!」
「龍太郎!?」
「私、ダブルスに行ってくるね」
「うん…
…試合決着ついたの?」
「まだだよ」
「なんで来たの?」
「お前が呼んだんだろ」
「え…誰に聞いたの?」
「智也だけど」
「そっか…」
言わないって、
言ってたのに…。
「ちょっと行きたい所あるから、ついてきてくんない?」
「いいよ」
龍太郎は、
汗だくで、今にも倒れそうなふらついた足取りで歩いていた。
「大丈夫?」
「ちょっと、きついかな…」
「じゃあ、肩貸してあげるから、つかまって。
ところで、どこに行くの?」
「保健室」
「やっぱり具合悪い?」
「フラフラするから、休みたい」
ガラガラッ
「先生いないね」
「外にいた。」
「え?」
「ライバルやのに、なんで会話しなあかんねん」
「…う〜ん、しょうがない。じゃあいいよ」
智也君に頼んだ私が、
バカだった。
私は、龍太郎のことを気にとめながら、
体育館で練習を始めた。
龍太郎も、
頑張ってるんだから、
私も…。
いつの間にか、
そんなことを考えるようになっていた。
20分後
「美玲!」
「龍太郎!?」
「私、ダブルスに行ってくるね」
「うん…
…試合決着ついたの?」
「まだだよ」
「なんで来たの?」
「お前が呼んだんだろ」
「え…誰に聞いたの?」
「智也だけど」
「そっか…」
言わないって、
言ってたのに…。
「ちょっと行きたい所あるから、ついてきてくんない?」
「いいよ」
龍太郎は、
汗だくで、今にも倒れそうなふらついた足取りで歩いていた。
「大丈夫?」
「ちょっと、きついかな…」
「じゃあ、肩貸してあげるから、つかまって。
ところで、どこに行くの?」
「保健室」
「やっぱり具合悪い?」
「フラフラするから、休みたい」
ガラガラッ
「先生いないね」
「外にいた。」