学園アイドルRTD
ガラガラッ

「すいません、遅れましたっ」

「おぉ、良かった。
体はもういいのか?」

「はい」

「そっか。
そこ、神崎の席な。」

「はい」

指定された席に座ると、
隣には、肌が焼けた、いかにも野球部って感じの男子が座っていた。

「全員そろったところで、ホームルーム始めようか」
『はーい!』

「あれ、ホームルームって、何したらいいんだ?」
ドタドタッ

「先生、なんも決まっとらんの?」

隣の男子が、口を開いた。
大阪弁!?

「先生って、新米教師でしょ!」

「ばれたか〜。
正解!俺も研修を終えて、今年から担任を持つことになった、教師1年生。
神崎直也です」

『イエーイ!』

「歳も近いんで、相談があったら、どんなことでも言ってください。
話聞いて、アドバイスするから」

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