学園アイドルRTD
「何が…」

「え?」

「何があっても、俺を選んで」

「…?」

「わり…何でもねー」

「龍太郎」

「ん?」

まだ、

気持ちを伝える勇気はないけど、


だけど、気持ちは確信したから、

これだけは言える。

「大丈夫だよ」

私は、

龍太郎が好きなんだもん。

「それ、意味わかって言ってんのか?」

「…た、たぶん」

「はは…うん」

それからは、
2人で予選に向けての会話をした。

今の調子、

周りの学校の様子、

チームの状態。

プレーしてるからこそ分かる情報がたくさん出てきて、

よく見てるなぁ…

と思った。


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