天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「おっと」
転ぶ前に龍が受け止めてくれた。
「ありがと、龍!」
あたしは少し涙目になりながら言った。

シーン。
一瞬、あたしの周りが静かになった。
え?なに?
「龍?みんな?どうしたの?」
あたしは意味がわからなかった。
「沙羅、それは殺人級だぞ」
龍はわけのわからないことを言ってきた。
「え?龍?」
「沙羅、やばいから。その上目遣いやめろ」
えー⁉上目遣い?そんなことしてないけどな…
「してるから」
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